生命保険に加入しない専業主婦

専業主婦をしている女性は自分が亡くなっても家庭の収入がなくなるわけではないため、夫は死亡保障付きの生命保険に入れても自分は加入しないということが多いのが現状です。
夫を加入させる目的は亡くなったり働けない状態になったりしたときに収入が途絶えて生活が苦しくなってしまう状況に備えるためというのが通常でしょう。
その観点からは確かに専業主婦は加入しなくても問題ありません。
しかし、家庭での専業主婦の役割を考えてみると加入しておいた方が良い場合があります。
家事を一手に引き受けているのが専業主婦であり、自分がいなくなったときの家庭の状況を考えてみる必要があるのです。
掃除や洗濯を夫がすることができるのかと考えて、難しいという家庭もあるかもしれません。
その程度はできる夫であったとしても、子供がいる状況になると問題が生じるでしょう。
仕事と育児を夫に両立させるのは困難なケースがほとんどです。
そのときにはベビーシッターを雇ったり、家事代行サービスを利用したりする可能性があります。
長期的には大きな出費になることから、その備えとして専業主婦の女性も生命保険に入っておいた方が無難と言えるでしょう。
子育てが一段落してしまえばそれほど重要性は高くないかもしれません。
しかし、子供が小さくて手がかかっているうちだけでも加入しておくと、万が一のときに夫も子供も楽に生活を送っていくことができます。
専業主婦が生命保険に加入しておく意味は決してないわけではありません。